院長ブログ
インフル沈静化…患者数「流行」指標下回る
(読売新聞より)
国立感染症研究所が全国約5000医療機関を対象としたインフルエンザの定点調査で、最新1週間(3月1~7日)の新規患者数が1医療機関当たり約0・8人となったことが11日、分かった。
昨年8月中旬、流行入りの指標となる「1人」を超えて以来、初めて1人を下回った。今回の新型インフルエンザの流行は終息したと見られる。
患者数は昨年11月23~29日の週に39・63人のピークに達した後、減少傾向が続いていた。季節性インフルエンザの患者も一部含まれているが、ほとんどは新型インフルエンザと見られる。
世界的にも新型インフルエンザの流行は沈静化しており、世界保健機関(WHO)は現在、流行がピークを越えたと判断できるかどうか検討中。
厚生労働省は、国内の7月から2月までの累積患者数は2059万人で、国民の大半は新型インフルエンザに対する免疫がないことから、「流行は沈静化しているが、再流行する可能性は十分ある」と指摘し、今後も再流行への警戒を続ける方針だ。
確かに、再流行が懸念されます。
ミャンマーでは、A香港型で、リレンザやアマンタジンに耐性の遺伝子も見つかったよう。 タミフル耐性ウイルスの存在が明らかになってから、リレンザの使用頻度が増大しており、今後の耐性化が心配されます。
注射薬「ラピアクタ」は、実際に使用しましたところ、著効しました。
年内には、吸入の抗インフルエンザウイルス薬も発売予定ですので、まずはホッとしております。
このタイミングで、鳥インフルに出てこられると、立て直しも、息つく暇もありませんから、少し休憩させていただきたいところですが、、、実際は油断なりません。