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院長ブログ

ニキビ治療剤ディフェリン ゲル0.1%新発売

院長ブログ

 (CareNet.comより)

ガルデルマ株式会社と塩野義製薬株式会社は、10月21日に新有効成分アダパレンを含有する外用尋常性ざ瘡(ニキビ)治療剤「ディフェリン ゲル0.1%」を新発売すると発表した。

本剤は、ガルデルマ社によってすでに世界80カ国以上で承認取得・販売されており、1995年にフランスで発売されて以来、延べ2,200万人超の患者に使用されている。尋常性ざ瘡を適応とする外用レチノイド製剤としては、日本で初めての発売となる。

日本においては、ガルデルマ社と塩野義製薬の両社によるコ・プロモーションを展開し、承認より8年間は、塩野義製薬が独占販売権を保持するという。

「ディフェリン®ゲル0.1%」は、レチノイド様作用を有するナフトエ酸誘導体アダパレンを有効成分とする、尋常性ざ瘡(ニキビ)治療の外用剤です。
アダパレンが表皮細胞の核内レチノイン酸受容体に結合し、表皮角化細胞の分化を抑制することで、ニキビの前段階である微小面皰びしょうめんぽうと非炎症性皮疹(面皰:通称、黒ニキビ、白ニキビ)の形成を抑制し、その後に進展して出来る炎症性皮疹(赤いニキビ)をも減少させます。

尋常性ざ瘡(ニキビ)は多くの場合、非炎症性皮疹と炎症性皮疹が混在しています。顔面に好発し、炎症性皮疹がさらに重症化して瘢痕はんこんを形成することもあるため、心理的な影響の大きい疾患です。

ですから、皮膚科の先生方だけではなく、当方のような内科医も注目の薬なのです。

 ニキビ治療は抗菌剤による炎症性皮疹の治療が主流ですが、本剤の保険適用により、日本におけるニキビ治療が、欧米の治療のように大きく進展することが期待されます。

 この薬は、欧米では、ニキビの標準外用薬になっていますが、日本では長い間、厚生労働省の認可が下りませんでした。

 「ディフェリン®ゲル0.1%」はレチノイン酸ではありませんが、レチノイン酸「様」作用がある外用薬で、ニキビには本当によく効きますが、レチノイン酸と同じ副作用があります。

 つまり、使いはじめは皮膚が赤くむけたりしますが、使い続けると剥けかたが少なくなって行きます。ここで、保湿をちゃんとしたり、炎症がつよければきちんと処置をしてあげると、本当によく効く薬ではあります。

 少々使いこなすのにコツがいるのと、妊婦さんには使えないなどの制約はありますが、皮膚科医が待望の薬であっただけに、今、注目の薬、関心のある方はご相談ください。

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