院長ブログ
113人目の鳥インフルエンザの犠牲者発表、インドネシア
(CNN.net.comより)
ジャカルタ――インドネシア保健省は12日、ジャワ島中部スマランで入院中だった15歳少女が高病原性鳥インフルエンザの感染で死亡したと報告した。これで同国での犠牲者数は113人となった。世界規模での犠牲者245人の約半分ともなっている。
少女は発症した後、10日間入院、先週死亡したという。検査所2カ所の分析で、鳥インフルエンザ感染が確認された。少女の自宅近くには鶏の処理場があり、感染した鶏と接触したとみられている。
スパリ保健相は今年6月、鳥インフルエンザ感染の犠牲者の発生を即座に発表せず、半年ごとに公表するとの方針を示していた。同国のイメージ悪化を防ぐための措置とし、代わりに政府対策の成果などを前面に出すとしていた。この方針に世界保健機関(WHO)などは迅速な対応が遅れると反発している。
同国で112人目の犠牲者が発表されたのは今年8月4日だった。
保健相は過去に、インドネシアが供与した鳥インフルエンザに関するデータを使った薬剤が高価格で、経済発展途上国に十分行き渡らないことに不満を表明、データ提供を拒否したことがある。
鳥インフルエンザ感染は2003年以降、アジア中心に一気に拡大した。他国では対応策の徹底で感染に一応歯止めが掛かっているが、インドネシアでは逆に増加傾向にあり、WHOなどが包括的な対策の実施を求めている。
インドネシア政府はジャカルタでの家禽類飼育の規制を一応打ち出しているが、罰則規定が不備で徹底していないとの批判も出ている。鶏が貴重なたんぱく源となっている背景もあり、住宅地から鳥類を完全に閉め出すことが難しい状況にもある。
鳥インフル、17人集団感染か=インドネシア
(時事通信社より)
【ジャカルタ13日時事】インドネシア南スラウェシ州の州都マカッサルの病院当局者は13日、鳥インフルエンザ感染の疑いで、子供13人を含む17人が入院したことを明らかにした。
17人はいずれも市内の同じ村の住民で、12日に7人、13日に10人が高熱など鳥インフルとみられる症状で入院した。患者らは、自宅近くで鳥インフルに感染したニワトリと接触したという。血液サンプルを検査のためジャカルタに送り、感染の有無の確認を急いでいる。
インフルエンザも流行りつつある昨今、にわかに鳥インフルエンザのニュースが入りました。 緊張感・危機感を持って、せめて、インフルエンザワクチン接種だけでも早めに済ませておかれるようお勧めいたします。