院長ブログ
鳥インフルで今週3人目の死者=エジプト
(時事通信社より)
エジプト保健省は24日、H5N1型の鳥インフルエンザに感染した女性(33)が同日死亡したと発表した。同国での鳥インフルエンザによる死者は今週だけで3人に上った。
死亡した女性は、北部カフルエルシェイフ県の出身で、15日に入院して治療を受けていた。エジプトの農村部では家禽(かきん)を飼育する家庭が多いほか、渡り鳥の飛来経路になっており、鳥インフルエンザ流行への懸念が強まっている。
<豚インフル>メキシコで60人死亡 800人に感染の疑い
(毎日新聞より)
世界保健機関(WHO)は24日、米国とメキシコで、豚インフルエンザの人間への感染が疑われる事例が発生し、メキシコで60人が死亡したことを明らかにした。
WHOによると、米カリフォルニア州で5人、テキサス州で2人が感染した。メキシコでは、3月終わりから現在までに、豚インフルエンザ感染が疑われる患者800人が報告されている。米国の患者はすべて回復に向かっているが、メキシコでは、メキシコ市周辺で57人、中部の他地域で3人が死亡した。感染者は健康な若い大人が多く、3歳以下や60歳以上の感染報告はほとんどないという。
WHOは24日、世界中の専門家による電話会議を招集し、状況解明を急いでいる。
WHOの感染症対策官は「70年代に、米国で160人が豚インフルエンザに感染する流行が起きたことがあるが、今回は、すでにこの規模を超えている」と指摘。さらに「鳥インフルエンザが、人の間で大流行を起こす新型インフルエンザに変異する可能性が高いと警戒されてきたが、豚インフルエンザも、基本的には同じだ。人から人に感染する新型インフルエンザの大流行につながる可能性もある」と述べ、警戒感を示した。
WHOによると、米国の7人が感染したウイルスはH1N1型。メキシコで感染が広がっているウイルスは、まだ型が判明していない。03年以降、各国で計250人以上の死者を出している鳥インフルエンザはH5N1型。
(読売新聞より)
米疾病対策センター(CDC)は、両州で見つかった豚インフルエンザについて「伝染力があり人から人へ広がっている」と断定した。
今回、米国で確認されたウイルスはH1N1型。ロイター通信は、WHOの情報として、メキシコで確認されたウイルスの一部が、米国と同じ型であると判明したと伝えた。メキシコでの感染者の多くは健康な青年層という。メキシコ政府は、メキシコ市と同国中央部のすべての学校を閉鎖する措置を取った。CDCは、ウイルスが人と人との間でどの程度の感染力を持つかは不明としている。
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厚生労働省は、情報収集を急いでいるが、WHOから正式な連絡はまだないという。
東北大の押谷仁教授(ウイルス学)によると、H1N1型は人の間でも流行しているウイルスだが、豚と人では微妙に違い、免疫が働かない可能性がある。押谷教授は「メキシコでウイルスが人から人に感染して、米国に広まったとしたら、世界的な大流行に発展する恐れもある」と指摘する。
アジアを中心に人間に感染が広がっているのは、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)ウイルスで、日本はこれが新型インフルエンザに変異する危険性が高いと想定。豚ウイルス自体の変異を想定したワクチンは用意していない。
国立感染症研究所の田代真人センター長は「ウイルスを手に入れて、新ワクチンを作ることが必要」と強調している。
1日たてば、情報はどんどん変化しておりますね!
今回の豚インフルエンザは、知的財産権を縦に情報・検体提供を拒否しているインドネシアと違いますから、情報の伝達が比較的早いのでしょう。
一旦、流行してしまえば国の存亡にも関わり、知的財産どころではありません。
今回、すでに人から人への伝染は間違いないものと思われ、日本への上陸を阻止できるのか、、、にわかに浮上してきたリアルな恐怖ですが、出来る範囲の取りうる手段を考えるしかありません。