院長ブログ
米で猫が初の新型インフル、人から感染?
(読売新聞より)
米獣医師会は4日、新型インフルエンザに感染した猫が初めて見つかったと発表した。
この猫は、アイオワ州の家族が家の中で飼っている13歳の猫で、3人家族のうちの2人がインフルエンザを発症した直後に元気がなくなり、獣医師の診察を受けた。検査の結果、新型ウイルスが確認された。家族から猫に感染した可能性が高い。猫は現在は回復し、ほかの人や猫にさらに感染を広げた形跡はなかった。
新型インフルはもともと豚から人に広がったと見られ、カナダなどでは、人から豚への感染が確認されていた。鳥やいたちの仲間フェレットも感染する。季節性インフルエンザの場合、猫のほか、犬や馬も感染することが知られている。
同協会は「人畜共通感染を起こすウイルスはあるので驚きではない。飼い主はペットの様子に注意すべきだ」と呼びかけている。米専門家はメディアに対し「ペットから人へ感染する証拠はない。重大な懸念ではない」としている。
大いに懸念します。 変異を起こすきっかけとなるからです。
犬や猫をペットにされている方は非常に多いですから、充分に注意していただきたいと思います。
国立感染症研究所が全国約5000医療機関を対象に行っている定点調査で最新の1週間(10月26日~11月1日)に新たに受診したインフルエンザ患者が、1医療機関当たり約33人となり、都道府県別でも、すべての都道府県で初めて注意報レベルの10人を超え、21道府県で警報レベルの30人を超えたとのこと。 まだまだピークが見えてこないほど感染は拡大しているようです。 母集団が多ければ、重症化する方も増えてまいります。 ほとんどの方が免疫を持っていないために、病原性は季節性と同等でも、感染力は強いといえます。
持病がなくとも、充分な注意が必要です。