院長ブログ
新型インフル流行、小学校低学年層に移行中
(読売新聞より)
国内での新型インフルエンザの流行が、小学校高学年~中学生から小学校低学年層に移りつつあることが、国立感染症研究所の調査でわかった。
感染研は、全国約5000医療機関から報告されたインフルエンザの患者数を1週間ごとに集計しており、そのほとんどが新型インフルエンザとみられている。最新の11月1日までの1週間の受診者は15万9651人、その前週の11万8570人から35%増加した。
5歳刻みで比較すると、最も人数が多かった年齢層は5~9歳(5万8553人)で、全体に占める割合は37%。ここ1か月間で感染者数が最も多かった10~14歳の年齢層は最新週で5万3268人(33%)で、5~9歳がこれを上回った。
厚生労働省の調査(3日現在)によると、入院患者の6割を9歳以下が占めるなど、新型インフルエンザは低年齢層での重症化が目立っている。
安井良則・感染研主任研究官は「新型インフルエンザは肺炎や脳症が重くなるまでの時間が短いので、できるだけ早く医療機関を受診してほしい」と呼びかけている。
幼小児においては、急激に重症化していく傾向ですから、時間との戦いといった感じです。 タミフル、リレンザを躊躇している時間的余裕などないといえます。
未だ、簡易検査陽性のほとんどが新型ということですから、ワクチン接種がなされていない以上、手洗い、マスクなどで予防していく他ございません。