院長ブログ
小児のワクチン接種開始、「10倍容器」に当惑
(読売新聞より)
新型インフルエンザ対策として、東京など少なくとも五つの都県で16日、健康な子供を対象にしたワクチンの接種開始日を迎えた。
新型インフルエンザ用ワクチン。左が10ミリ・リットル、右が1ミリ・リットル入り
ただ、厚生労働省が新たに導入したワクチンの容器は通常の10倍にあたる10ミリ・リットルで、1日で使い切ることが難しいことから、次の休日に接種を先延ばしする医療機関が目立つなど、スタートにはばらつきが出ている。
東京で対象となるのは1歳~就学前の小児で、埼玉、和歌山、佐賀、長崎は1歳~小学3年。ワクチンの容器は、10ミリ・リットル、1ミリ・リットル、0・5ミリ・リットル(保存剤の入っていない妊婦用)の3種類あり、10ミリ・リットル容器は大人だと約18回分、子供だと約30~45回分で、24時間以内に使い切らなければ廃棄される。
厚生労働省は当初、1ミリ・リットル容器による出荷を計画していたが、流通の効率化に加え、製造工程の無駄を省いて増産できる10ミリ・リットル容器を導入。今月6日に全国に出荷されたワクチン約200万ミリ・リットルのうち半分は10ミリ・リットル容器だった。
東京都文京区の「保坂こどもクリニック」では、6日に10ミリ・リットル2本と1ミリ・リットル2本が届いた。ワクチンを無駄にしないため多くの子供に対応できる日曜日の22日から、希望者にまとめて接種することを決めた。その後、1ミリ・リットル30本が追加で届いたが、すでに22日からの接種を希望者に伝えていたため、予定通り始めるという。保坂篤人院長は「規模の小さい医療機関では10ミリ・リットルを使い切るのは大変。1ミリ・リットルがありがたいのだが……」と話した。
同じく中央区の小児科医院では、都の決定より1日早い、15日の日曜日に健康な子供向けの接種を始めた。同医院は「予約も殺到していたので、通常診療を行わない日曜日に接種を前倒しした」と説明する。
都では「医療機関でワクチンを無駄にするよりは良いという判断なのだろう。10ミリ・リットル容器が使いにくいという苦情は多いが、小規模な医療機関であっても、1ミリ・リットルに絞って配分するのは難しい」としている。
ついに明日、新型インフルエンザワクチンが当院にも入荷されます。
なぜか、幸いにも全て1mlタイプのモノとのこと。 小規模なクリニックでも10mlが混ぜられて届くのだろうと思っておりましたが、助かりました。 10mlバイアルは吸い出す作業の度に汚染する可能性が完全に否定することは不可能です。 落として、割れてしまえば、一度に大勢の分を失うことにもなります。
数が限られておりますので、1人1回撃ちを原則に予約を取っていくことになりましたので、お問い合わせくださいませ。
「うばい合えば
足らぬ
分け合えば
あまる
みつお 」