院長ブログ
新型インフル、小児ワクチン接種Q&A
(読売新聞より)
小児への新型インフルエンザワクチン接種について、注意点をまとめた。
Q 小児の接種をなぜ前倒しにするのか?
A 8日までの1週間の国内推定患者153万人のうち、5~9歳が43万人と突出して多い。季節性インフルエンザに比べて脳症や肺炎の進行が早く、重症化が心配されている。
Q 接種での注意点は?
A 発熱があると接種できない。医師に症状を伝えよう。卵アレルギーがある人は副作用が出ることもあるので事前に主治医と相談を。アレルギーがない人でも接種部位が赤く腫れたり、痛みが出たりすることがある。大半は数日でおさまるが、まれに呼吸困難などの症状が出るので注意が必要。医師の指示を仰げるよう接種後30分は医療機関の近くで待機しよう。
Q 接種に必要なのは?
A 年齢を証明できる健康保険証や母子健康手帳。費用は1回目が3600円、2回目が2550円。2回目を別の場所で接種する場合は3600円になる。
当クリニックでも、新型インフルエンザのワクチン接種を19日より開始いたします。 持病ありの方、妊婦の方、小学3年までの方は、予約を受け付けてまいりますので、お問い合わせ下さいませ。
予約分が終了次第、締め切らせていただきます。
持病(基礎疾患)とは、
慢性呼吸器疾患(気管支喘息やCOPD,気道内分泌物の誤嚥のリスクのある者(脳性麻痺、認知機能障害、精神発達障害など)
慢性心疾患(血行動態に障害がある者を対象とする。ただし高血圧をのぞく)(慢性心不全、狭心症は含む)
慢性腎疾患(透析中の者、腎移植後の者を含む)
慢性肝疾患(慢性肝炎を除く)
神経疾患、神経筋疾患(免疫異常状態、あるいは呼吸障害などの身体脆弱状態を生じた疾患、状態を対象とする)
血液疾患(鉄欠乏性貧血、免疫抑制療法を受けていないITPと溶血性貧血を除く)
糖尿病(妊婦、小児、併発症のある者。またはインスリンおよび経口糖尿病薬による治療を必要とする者)
疾患や治療にともなう免疫抑制状態(悪性腫瘍、関節リウマチ、膠原病、消化器疾患、HIV感染症などを含む)
小児科領域の慢性疾患(染色体異常症、重症心身障害児、者を含む)