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院長ブログ

新型ワクチン接種、「受験生優先枠」各地で動き

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 (読売新聞より)

 新型インフルエンザのワクチン接種について、受験生を優先する枠を設けたり、同様の枠作りを検討したりする動きが出ている。

 近畿・中四国などでは、鳥取県が大学入試センター試験を受験する高校3年生を対象に、また高知県は学校の要望があれば中学、高校3年生を優先する集団接種を予定。事実上の“受験生枠”で、ほかに3県が中3、高3に絞った枠の設定を考えている。

 国が示す接種開始の目安によると、中学生は来年1月前半~後半、高校生は1月後半からで、具体的な日程は都道府県が決めることになっている。感染者数は減りつつあるが、受験生の中には「国のスケジュールのままでは大学入試センター試験(1月16、17日)に間に合わない」「接種の予約が集中するのでは」などの声がある。

 鳥取県は中高生全体を12月下旬に前倒しし、さらに高3でセンター試験受験者(約2400人)が「確実に予防できるように」と、学校ごとに集団接種を計画。担当者は「医療従事者の接種が1回に減って余裕ができたワクチンを使う。大事な試験の前に見通しが立ち、良かった」と話す。

 高知県は17日以降、中学・高校からの希望に応じて全学年の集団接種を行うが、学校側に受験生優先の意向があれば、可能とした。

 ほかに“受験生枠”を考えているのは福井、徳島、奈良。ただ、「受験生の不安もわかるが、接種は重症化を防いで死亡者を少なくすることが目的。感染自体を防ぐものでもない」との指摘もあり、慎重に検討している。また、中高生全体の接種前倒しを滋賀県が決定し、岡山、京都、大阪、香川などの府県が検討中だ。

 全国では、宮城県が24日から中3と高3対象の接種を実施。今月、同様の接種を予定している秋田県の担当者は「重症化すると回復までに長期間かかり、受験に不利。受験生の家庭にも安心してもらえると考えた」としている。

 これは、医療人としては納得いきません。

高校・大学受験は任意で受けるものであり、重症化を防ぎ、死者を出さないようにするというワクチンの本来の目的から逸脱しています。

これでは、ワクチンも治療薬も足らない途上国などから非難轟々となること必至でしょう。

しかしながら、恵まれた日本の環境では、受験生の不安、そのご両親の不安を考えれば、出てきて当たり前の希望です。

集団で受験するシステムからも、集団感染を予防する目的という意見も出てくるかもしれません。

納得はいきませんが、それが日本の現状であり、その歯車に中で当方も動かざるを得ません。

ですので、少し、愚痴を言ってみました。ムニョムニョ

 しかし、ワクチンが国産、輸入物を選べない状況でも、やはり接種されるんでしょうか? 

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