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院長ブログ

乳幼児向け肺炎球菌ワクチン発売 細菌性髄膜炎を予防

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(asahi.comより)

 細菌性髄膜炎の原因となる肺炎球菌の乳幼児向けワクチン接種が24日、取り扱う小児科医院で始まった。肺炎球菌は菌血症や肺炎も起こしワクチンの予防効果は大きいと期待されている。

 細菌性髄膜炎は、脊髄などを覆う髄膜に細菌が侵入して炎症を起こす。1歳前後の子どもが多くかかり、発熱、嘔吐などが主な症状で風邪などと見分けるのが難しい。肺炎球菌は髄膜炎の原因の3割を占め、年間200人ほどが発症し1割前後が亡くなる。3~4割に知能や運動障害など重い後遺症が残るとされる。

 国立病院機構三重病院の中野貴司医師(小児科)は「24日発売の肺炎球菌と、すでに発売されたインフルエンザ菌b型(ヒブ)のワクチンで、8~9割の髄膜炎を防げる」という。

 東京都足立区の和田小児科医院では午前中に5人が接種を受けた。生後7カ月の次男にヒブワクチンと同時接種してもらった朝妻いずみさん(31)は、「気管支が弱いので、少し安心できます」と話していた。

 肺炎球菌ワクチンは生後2カ月~10歳未満が対象で、標準は接種4回で1回1万円前後。世界101の国・地域で承認されている。日本は任意接種だが世界保健機関(WHO)は定期接種化すべきだと勧告している。

 「細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会」代表の田中美紀さん(38)は、「時間がかかりすぎたけれど、やっと導入された」と胸をなでおろす一方、国に定期接種化を求めている。

 
 小児用7価肺炎球菌ワクチン(PCV7)「プレベナー」には、小児に重大な感染症を引き起こす7種類の肺炎球菌ワクチンが入っています。
この7種類(7価)が肺炎球菌による重症感染症(髄膜炎・敗血症・潜在性菌血症・中耳炎など)の80%を引き起こすとされています。
 「プレべナ-」は不活化ワクチンですので、接種回数が多いほど免疫力が強くなります。 
 標準的接種スケジュールは初回免疫3回+追加免疫1回の合計4回です。
 初回免疫・・・生後2ヶ月以上~6ヶ月までに開始し、4週間隔で3回接種します。
 追加免疫・・・3回目接種から60日以上の間隔をおいて、通常は1歳の誕生日に1回接種します。

標準時期に接種できなかった場合は接種開始時期により接種回数が異なります。
7ヶ月~11ヶ月で開始・・・2回+60日後に追加免疫1回(合計3回)
1歳~2歳未満で開始・・・・1回+60日後に追加免疫1回(合計2回)
2歳~9歳以下で開始・・・・1回(合計1回)

 細菌性髄膜炎は初期診断が難しいので、予防するほうが安心できますし、抗生物質が効かない耐性肺炎球菌が増えているため、早期に診断治療が出来たとしても、予後が悪い例が増えているので、やはりワクチンは定期接種されるべきというのが世界の趨勢です。
 ただ、1回9000円前後と非常に高価であることが辛いところです。ムニョムニョ

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