院長ブログ
内視鏡の消毒不適切…2百人超細菌感染の可能性 神奈川県秦野市の秦野赤十字病院
(読売新聞より)
神奈川県秦野市の秦野赤十字病院は30日、内視鏡の消毒が不適切だったため、今月2日から24日までに胃や食道、大腸などの内視鏡検査を受けた203人の患者が、サルモネラ菌などの細菌に感染した可能性があると発表した。
これまでに感染した患者は見つかっていないが、203人について血液検査を実施し、感染の有無を確かめる。
同病院では、検査に使った内視鏡は、自動消毒装置で消毒しており、消毒液(過酢酸)は、24回使用すると交換することになっている。しかし、担当職員が今月24日、消毒液装置の使用実績を示す表示が、「回数」から「日数」に替わっていることに気づき、調べたところ、24回をかなり超える回数、消毒液を交換しないまま使用していたことがわかった。
なんとも、、、がっかりさせる話です。
当院では、内視鏡の洗浄機は、当然、毎回新しい洗浄を行うわけですが、
消毒には、オゾン水を使用します。
オゾン水を使用することで高い殺菌力に加え、残留毒性がありません。
従来の薬剤による殺菌は、薬剤が刺激性や残留毒性が高いため、殺菌後の内視鏡の洗浄や排水処理などが必要でした。
しかし、当院のオゾン水による内視鏡殺菌機は、殺菌後、オゾン水中のオゾンは分解するため排水は中性水となり、そのまま下水に流すことが可能です。
つまり、環境にも配慮された消毒器です。
内視鏡は、経鼻胃カメラを使用、検査による苦痛を極力少なくし、短時間で、見逃しの無い検査を目指しております。
これから検診のシーズン、バリウムなどで再検査の必要性を指摘された方は、是非、ご相談下さい。