院長ブログ
震災から1年
本日も、たくさんの患者さんに受診していただきましたが、未だ、インフルエンザの患者さんがおられる中、割合としては、かなり花粉症の患者さんにシフトしてまいりました。
インフルエンザは、いまやほとんどB型が主になっており、微熱程度で、胃腸症状が主なものが多く、他院で検査されずに当院に来られたパターンが多いようです。
つまりは、その症状の曖昧さから、見逃されがちであるという事です。
また、花粉症でも、咽頭痛、発熱、咳を伴うことが多く、患者さん自身が、風邪であると自己診断してしまっていることが多いようです。
あるいは、肩こりから咽頭痛、頭痛が引き起こされ、それも風邪だと思い込んでおられる方も多いです。
そういう思い込み、自己診断を読み解き、説明しておりますと、やはり時間がかかってしまい、一人一人の診察時間が長くなり、待ち時間も長くなってしまう事は、お詫びしなければなりません。
そして、1日はあっという間に流れてしまいます。
そして1年はあっという間に、、、
去年の診療時間中、診療の合間に、パソコンの中に飛び込む地震と津波の情報。
動画では、道路が流され、高速道路を引き返す車、家を押し流す波の映像は、本物とはにわかに信じられませんでした。
そして、原発の事故、、、もう日本はいったいどうなるのか、、、と、毎日、情報が飛び交う中、それでも、黙々と診察をしてまいりましたが、、、
あっという間の1年でありました。
人間は、学んだのでしょうか?
日本は、学んだのでしょうか?
世界大戦という大きな過ちを犯した人間は、日本人は、高度成長と引き換えに、自然を破壊し、制御できない原発に頼り、その危険性を見て見ぬふりをし、知らなかったと他人のせいにし、
この先、どうなるのか、、、しかし、時間はあっという間に流れ、忘れ去られ、失敗は繰り返されるのです。
とにかく、東日本大震災から、1年がすでに経ちました。
日本人は、当事者として、世界に何かを示さなければならない。
そんなことを考える、今日この頃です。
犬と目が合うと、いつも、何かを語りかけられている気がします。
そして、心を見透かされ、何かを試されている気がするのです。
頑張らなければ、、、
そう思います。(>_<)