院長ブログ
スズメバチ刺傷
昨今、スズメバチが非常に増えていることは、ご存知の方も多いと思います。
今日は、京都から、ほぼ100%に近いWolfDog(5か月)のエルザちゃんが来るというので、
会いに行ってきました。
やはり、High%のオオカミは、人間が怖いという本能が非常に激しい、、、
なかなか、椅子の下から出てこようとしません。
しかし、綺麗なオオカミの容姿と、金色の目は、やはりHigh%ならではです。
まだ5か月ですが、しっかりオオカミが表現されていました。
その後、大事件が!!
少々、興奮したのか、見たこともない、大きなスズメバチに攻撃していたGarmが、こともあろうにかぶりつき、、、
その後、すぐに悲痛な鳴き声が響き渡り、Garmが動けなくなってしまいました。
みれば、舌の先に、刺されたあとが、、、その後数分で、フラフラになり、、、
すぐに病院に連れていき、まだ血圧は保たれていましたので、アナフィラキシーショックには至っていないと判断!
舌先、右寄りに血腫が、、、さされたところです。
見る見るうちに、舌下腺が腫れあがってきました。
呼吸も過換気気味で、、、しかし、脈圧は保たれており、ショックとは言い難い、、、
痛々しい舌下の腫れ、、、、
すぐに、抗ヒスタミン薬とステロイドの注射を行っていただき、
少し元気に、、、
先ほど、確認しましたところ、
明らかに、舌下の腫れは引いている、、、
効果はちゃんとあったと確認できました。
過去に刺されたことが無かったのでしょう、、、ショックには至りませんでした。
あらためて、ステロイドの抗炎症作用に感動した次第です。
アナフィラキシーは、じんましん、紅潮(皮膚が赤くなる)等の皮膚症状、呼吸困難、めまい、意識障害等の症状を伴う事があり、
また血圧低下等の血液循環の異常が急激にあらわれるとショック症状を引き起こし、生命をおびやかすような危険な状態に陥ってしまいます。
人間では、2回以上刺されたことがある人は、エピネフリン皮下注が第一選択ですが、、、、
とにかく、症状が治まって、一安心!!
Garmも、これに懲りて、スズメ蜂に無謀な戦いは挑まないで戴きたいものです。(^_^;)