院長ブログ
毎年、実は流行ってますが、、、手足口病
最近、子供さんの手足口病が移ったという成人の方がよく受診されます。
<手足口病>累計13万人超…重症化も 過去最高記録に迫る
<毎日新聞より>
主に乳幼児の手足や口の中に、2~3ミリの発疹ができる手足口病の患者が増えている。国立感染症研究所が6日公表したデータによると、7月28日までの1週間で昨年同時期に比べ7.6倍の2万7773人増えた。今年の累計は13万3802人。今後、重症化を招くタイプのウイルスが増える可能性もあり、手洗いなどの予防徹底が求められている。
5月以降、患者が増えているが、夏風邪の一種と言われるように夏季に急増。九州や首都圏で増加が目立ち、7月28日までの1週間で、福岡県や大分県の1医療機関当たりの患者数は100人に迫る。埼玉県は74.32人、東京都は57.44人--など。年間の患者数が過去最悪だった2011年(約34万人)に次ぐ状況という。
ほとんどは軽症で数日で治るが、まれに髄膜炎や脳炎などの合併症を起こし重症化する。発熱を伴うことが多く、熱が下がらない場合などには医療機関での診察が必要だ。患者の唾液や排せつ物を通して感染する。感染を防ぐワクチンはなく、予防はよく手を洗い、タオルの共用を避けるなどが重要という。
7月14日までに検出されたウイルスの4分の1が重症化しやすいエンテロウイルス71(EV71)。3~4年周期で流行を繰り返し、同研究所の藤本嗣人感染症疫学センター第4室長は「今年が流行年となる可能性があり、注視する必要がある」と話す。
主な病原ウイルスはエンテロウイルス71(EV71)やコクサッキーウイルスA16で、このほかコクサッキ-ウイルスA6、A9、A10など。EV71に感染すると、まれに髄膜炎や小脳失調症、脳炎など中枢神経系の合併症や、心筋炎、急性弛緩性まひなどを引き起こすことがあるので注意が必要です。2011年のときはコクサッキーウイルスA6が最も多かったと記憶していますが、、、
基本、対症療法しかないので、免疫力を落とさないように注意していきましょう。
なんといっても、熱中症が心配で、そこまでいかないとしても、この暑さでは、かなりの体力を消耗し、免疫力を落としてしまいがち、、、
水分をしっかり取り、体温調節を上手にすることが重要です。
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