院長ブログ
インフルエンザワクチンはやっぱり接種してほしい
年末年始からインフルエンザが流行しています。
もちろん、自力で免疫力を駆使して治してもらうのは結構なことですが、そういう方たちの多くは、
普通に出歩き、どんどん人に移していかれます。
実際、インフルエンザに罹患している方のほとんどはワクチンを接種されていません。
ただ、ワクチンを接種していても、多量のウイルスに出会えば、発症してしまうこともあるのです。
1回接種しているくらいでは、インフルエンザにかかってしまうことがあるのは当たり前です。
もともと副反応を抑えるために処理された不活化ワクチンですから、生ワクチンほどの強固な免疫はつきません。
また、ウイルスの変異があれば、効果はさらに落ちてしまいます。
しかし、変異があっても、交差反応で、それなりの免疫はつくので、全く効果がないということはありません。
もともと重症化をふせぐことが目的ですから、かからないというところまで免疫をつけたいということであれば、やはり2回接種してください。
ワクチンの副作用がアレルギーであるのなら、これは躊躇して当然ですが、実際に副作用が出ていないにもかかわらず、
ワクチンの成分を気にしているのであれば、食事に含まれるいろんな添加物にもっと気にされるほうがいいでしょう。
さらに言うなら、ファーストフードもいっさい止めるべきでしょう。スナック菓子などいっさい食べないほうがいいに決まってます。
喫煙、アルコールも当然考えていただかなければなりません。
皆さん、健康について、かなり矛盾した考えを持っていることに気付かなければなりません。
感染したときはその時と考えるよりは、薬を飲まなくてすむ身体作りをするべきでしょう。
インフルエンザにかかると、そのあと普通に治る方はやはり少ないです。
もともと鼻炎などのアレルギーがあると、副鼻腔炎になったり、咳だけがいつまでも続く、咳喘息という病態になったり、
ずっと、だるさや疲れやすさが続いたり、、、なので、結局、医療費が多くかかってしまうことは少なくないのです。
なので、出来るだけインフルエンザワクチンを接種していただきたいと思います。
とはいえ、予約が確定している方以外は、1月いっぱいで今期のワクチン接種は終了にしますので、希望される方はお問い合わせください。
いま流行しているインフルエンザは、ほぼA型です。B型の流行は2月以降でしょう。なので、今、ワクチンを接種する意味がないわけではありません。
1月いっぱいまで接種は出来るようにしておきます。
あとは、免疫力をしっかり保つようにしましょう。
身体を冷やさないことが重要です。屋内の加湿もかなり大事です。
手洗いは重要ですが、うがいはあまり意味がありません。
うがいは、口腔内を清潔に保つという日本特有の習慣ですが、ウイルス感染の予防には、ほとんど意味がありません。
マスクは、ある程度の品質と装着の仕方が重要で、ほとんどの方のマスク装着の仕方が、無意味であるといわざるを得ません。
やはり、ワクチン接種に勝る予防法はないと考えます。
今日は比較的暖かい1日でした。
明日から、また雨模様ということらしく、ワンコ達もお山のドッグランで走らせておきました。
小生も、時間を作りながら筋トレに励みたいと思います。(^0_0^)