院長ブログ
巻き爪矯正
本日、VHO式巻き爪矯正技術のライセンスを取りにいってまいりました。
VHOとはVirtuose Human Orthonyxie の頭文字をとったもので、
「熟練の技による人間的な巻き爪矯正法」というような意味です。
Virtuose = 名人、大家、巨匠(同学社版 新修ドイツ語辞典より
Human = 人間の、人間らしい、人道的な(同上)
Orthonyxie = ギリシャ語でOrthos(まっすぐ)+Onyx(爪)
スコットランド人歯科医ロス・フレーザー氏による造語です。
爪の横に引っ掛けたワイヤーは、一見、食い込んで痛いように見えますが、
血管が走っている真皮内まで突き刺すわけではないため痛みを感じることはなく、
出血もしません。従って、麻酔の必要もありません。
これまでは巻き爪、陥入爪に対し、抜爪せずに矯正する方法として、マチワイヤ(超弾性ワイヤー)という矯正具を使用した治療を行ってきましたが、
これは、軟部から2mmは爪が伸びていないと施行がむずかしかったのですが、
「VHO式矯正技術」は爪を深く切り込んでいても施術が可能で、施術当日から入浴、運動も可能です。日常生活には全く支障がない優れた方法と言えるでしょう。
VHO式矯正技術は
(1)専用のスチール鋼を爪の大きさに合わせて切り、爪の湾曲状態に合わせてワイヤーを湾曲させる。
(2)これを爪の左右に引っ掛け、専用のフックを用いて巻き上げ、固定する。
(3)余分なワイヤーをカットした後、人工爪でワイヤーの固定部分をカバーする。
という手順で施術します。
実際の施術例です。
固定したワイヤーは爪の伸びとともに前方に移動するので、施術して約3ヵ月後に付け替えを行います。これを半年から1年くらいかけて矯正していきます。
これがライセンスです。
巻き爪矯正は保険適用がないため、自由診療となります。しかしこれを手術治療した場合の、術後1~2週間も続く痛み、醜く完治した爪、手術そのものにかかる費用等を考えれば、それほど高いものではないと思われます。
深爪が原因の「陥入爪」や、内側へ異常に湾曲していく「巻き爪」で悩んでいる方は一度ご相談下さい!