院長ブログ
手足口病が中国で蔓延!
2008/05/05 手足口病感染、5100人に=中国安徽省
【北京4日時事】新華社電によると、中国安徽省は4日、手足口病の感染者が622人増え、5151人に達したと明らかにした。感染者が最も多い同省阜陽市では、これまでに22人の子供が死亡。一方、広東省でも男児3人が死亡した。
中国衛生省は、発症ピークは6-7月で、一部地域では今後も感染が広がる恐れがあると注意喚起。子供に生水を飲ませないなど予防を指導するとともに、対策チームを設置した。
2008/05/07 手足口病感染、2万6000人に=上海2000人、浙江、広西でも死者-中国
【上海7日時事】中国で感染が広がっている手足口病について衛生省は6日開いた全国会議で、同日午前零時までの集計として、感染報告が2万6847人に上っていることを明らかにした。7日付の上海紙・新聞晨報が伝えた。
上海市でも今年に入り1988人が感染。死者は浙江省、広西チワン族自治区の各1人を加え27人となった。衛生省は、手足口病の発症ピークは6~7月とみて警戒を呼び掛けている。
手足口病の感染は主に6歳以下の子供に広がっており、これまでに安徽省で22人、広東省で3人が死亡している。感染者は最も多い安徽省で4日までに5840人に達しているほか、広東省、北京市、江蘇省など全国から感染報告が相次いでいる。
<手足口病>感染拡大も死亡例ストップ、6日連続で―安徽省
(Record China – 05月09日)
2008年5月7日、安徽省政府は記者会見を開き、省内の手足口病患者の状況について発表した。安徽日報が伝えた。
6日時点で新たに738人の患者が確認され、うち500人が入院した。6日に退院した患者は367人。なお2218人が入院治療を受けている。重症患者は41人で前日から3人減少した。重篤患者は5人で前日から2人減。死亡者は出ておらず、これで6日連続での死亡者ゼロとなった。累計での患者数は3780人に達し、22人が死亡している。
6日、安徽省衛生庁は「手足口病治療の基準に関する通知」を発表、各地域の中枢医療機関で手足口病治療拠点を設け集中的に治療するよう指示した。また、各地方自治体の衛生部門及び医療機関に担当責任者を設けるよう要求、感染者数及び治療者数の報告に遅れ、誤り、虚偽の報告がないように求めた。
手足口病で34人死亡=中国
(時事通信社 – 05月09日 )
【北京9日時事】9日の新華社電によると、中国各地で流行している手足口病の死者が34人となった。地方当局の報告をまとめたもので、これまでに安徽、広東両省や広西チワン族自治区などで死者が出ている。
北京の日本大使館はホームページ上で、ワクチンなどの予防方法がないため、排せつ物への注意や手洗い励行をはじめとした衛生管理の徹底を呼び掛けている。
数日のうちにえらい事になってますね! 手足口病はコクサッキーウイルスA16やエンテロウイルス71などが原因でおこる夏場に乳幼児の間で流行する疾患ですが、、、ここまで流行するとは、しかも死者をここまで出してしまうとは、、、中国のことですから、下水の不備などによる環境の劣悪さが主な原因でしょうが、これだけ蔓延してくるとなると、強毒化してきているのかもしれません。特に治療法、ワクチンもない疾患だけに、手洗い、うがいは励行されるべきでしょう。