院長ブログ
百日ぜき、データベース化・国立感染研、医療機関に要請
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(NIKKEI NETより)
子供の病気と思われがちな百日ぜきの成人患者が増えているため、国立感染症研究所は「百日ぜき発生データベース」作りを始めた。全国の医療関係者に情報提供を求め、発生状況を把握する。これまでは約3000カ所の小児科定点医療機関からの報告にとどまっていたが、「広く情報を集めて共有し、子供を含め感染防止の一助にしていきたい」(同研感染症情報センター)としている。
同研によると、百日ぜきの報告数は、今年第20週(5月18日)までの累計で、2177例。比較が可能な2000年以降では、最も多い。零歳児を含む乳幼児の患者の割合は年々低下しているが、20歳以上の患者の割合は年々増加。今年は全体の37.5%の患者が成人という。
実際、百日咳は増えていると実感します。 風邪だと思っていたら、咳だけが長引く、、、そう訴える方の3割近くに百日咳が認められます。これはマイコプラズマ気管支炎の検出率を上回っているように思います。たまたま、マクロライド系の抗生剤を処方されて、治ってしまっている場合もあるようです。 百日咳は感染力が強く、三種混合ワクチン未接種の乳幼児が側に居られるような方は特に注意してしただきたいと考えます。