院長ブログ
アジサイの葉で8人が食中毒症状…茨城・つくばの飲食店
(読売新聞より)
茨城県つくば市の飲食店で、料理に添えられたアジサイの葉を食べた客8人が嘔吐(おうと)やめまいなどの食中毒症状を起こしていたことが22日、県の調べで分かった。
アジサイの葉には、胃液などと反応して青酸を生成する物質が含まれている。30歳代と40歳代の女性2人が医療機関で受診した。いずれも快方に向かっているという。
店側は有毒性を認識しておらず、県の調査に対し、「季節感を出すために添えた」と話しているという。
発表によると、13日夜、同県つくば市の創作料理店「遊食(ゆうしょく)
伊太利庵(いたりあん) 藤右エ門 栄」で、19人のグループが会食し、会食の約30分後に8人がめまいなどを訴えた。
つくば保健所は22日、コース料理の「鳥肉梅しそ和(あ)え」に添えられたアジサイの葉を食べたのが原因として、同店を営業禁止処分にした。
梅雨時期の風物詩、アジサイの季節なので、気持は分かるんですが、、、
アジサイの根や葉には、アミグダリンなどのシアノグリコシド(青酸配糖体)が含まれています。これが胃酸と反応すると、加水分解されて青酸(シアン )が遊離するのです。
青酸中毒になると、呼吸促迫,興奮,あえぎ,ふらつき歩行,痙攣,麻痺などの症状が現れ、重篤な場合は死に至る場合も。
アミグダリンは、マメ科のシロツメクサ,バラ科のウメ,アンズ,リンゴなどの未熟な果実などにも含まれる物質なので、ご注意を!