院長ブログ
気管支ぜんそく薬、今冬に治験開始 杏林製薬
院長ブログ
(NIKKEI NETより)
キョーリングループの杏林製薬は国内で気管支ぜんそく薬「フルチフォーム」の臨床試験(治験)を今冬に始める。気管支を広げる薬とステロイド薬の両方を配合して、効き目と使いやすさを高めた。杏林製薬は呼吸器分野を重点分野に位置付けている。
フルチフォームは噴霧式の吸入剤で、気管支を広げる作用がある成分と炎症を抑える成分を1つの吸入器具に入れた。ぜんそくの発作を防ぐために1日2回、パウダー状の薬剤を吸入する。
この手の喘息、咳喘息に非常に効果を挙げている気管支拡張剤と吸入ステロイド剤の合剤は、すでにグラクソ・スミスクラインの「アドエア」がありますが、これの競合品ということになりますね! パウダー式であるが、噴霧式ということで、あまり吸い込む力のない方にも有効であると期待できそうですが、、、実際に皆様に使用していただくのは先の話です。
こういった合剤が、喘息のコントロールを非常に容易にしていることは、一般の呼吸器以外の先生方にも広く浸透しつつある治療法であることで明白ですが、やはり、喘息、咳喘息に関しては、呼吸器科を受診していただきたく思います。