院長ブログ
1箱600―1000円念頭に調整へ=たばこ議連
(ロイターより)
8月6日、たばこ議連は1箱600―1000円への引き上げを念頭に調整を進める。
超党派でたばこ増税を検討している「たばこと健康を考える議員連盟」は、たばこ1箱600―1000円への引き上げを念頭に調整を進める。ただ、数年かけて引き上げるのか、葉たばこ農家などへ関連業界のフォローをどのように行うかなどを併せて検討し、8月下旬―9月上旬には中間とりまとめを行う。
6日の第5回総会では、たばこ喫煙と健康との因果関係やたばこ規制枠組み条約について有識者からヒアリングを行った。共同代表のひとり、小宮山洋子衆議院議員(民主党)は総会終了後、記者団に対し「ヒアリングは今日で終了。これまで聞いたことなどを整理し、中間取りまとめにする」と述べた。
焦点となる引き上げ幅については「ワンコイン、500円では禁煙へのインパクトが低いというデータがある」(同)と述べ、現在の価格の2倍にあたる600円から1000円の間で議論がなされていることを明らかにした。一度に引き上げるのか、数年かけて徐々に引き上げるのかなど引き上げ方や、たばこ需要減によって影響を受ける葉たばこ農家の転作支援なども含めて検討を進める。
次回の会合で中間とりまとめを行いたい方向だが、臨時国会召集日との兼ね合いもあり、日程は決まっていない。
たばこ増税だと、仮に値上げによって消費量が3分の1に減ったとしても3兆円ほど見込めるのだそうで、喫煙に対する抵抗感が強まっている世相に便乗すれば、消費税よりもはるかにたやすいといえそう。
政府の社会保障国民会議は先ごろ、基礎年金の財源をすべて消費税でまかなう場合、9・5%~18%になるという試算を初めて公表しましたが、これは年金財源だけであり、医療や介護なども含めて、福祉財源全般を視野に入れた消費税論争がいよいよ政治の中心テーマになるかと思われたのですが、消費税に手をつけるだけのパワーがあるとは思えない福田政権としては、当面、たばこ増税でしのげるのなら、この大問題を先送りできると考えるかも、、、このさい禁煙に踏み切るのがよろしかろうと思われますが、、、