院長ブログ
自然の中に飛び立つトキ、野生復帰まず10羽
(読売新聞より)
新潟県佐渡市で25日、国の特別天然記念物トキの野生復帰に向けた試験放鳥が行われた。
国内でトキが自然界の空を飛んだのは、1981年に野生のトキが一斉捕獲されて以来、27年ぶり。
佐渡市新穂(にいぼ)正明寺の田んぼで行われた放鳥式には、秋篠宮ご夫妻やトキの保護活動に取り組んできた市民らが参加。
次々と木箱のフタが開けられると、野生復帰訓練を受けた10羽は、地元の小学生ら約1500人に見守られながら、朱色がかった淡いピンク色の翼を広げて飛び立っていった。
国内のトキは、乱獲や環境の悪化で生息数が激減。佐渡トキ保護センターで、捕獲した野生の5羽などから繁殖が試みられたが、2003年に最後の「キン」が死に、国産トキは絶滅した。
今回、放鳥されたのは、遺伝的には同じ種に属する中国のつがいをもとに増やしたトキで、採餌(さいじ)や飛行などの訓練を受けた中から、自然界での自活能力を備えたと認められる雄雌各5羽が選ばれた。
環境省や新潟県は、今後も放鳥を続け、15年ごろをめどに60羽の定着を目指す。
そういえば、中国の国鳥選定が難航しているというニュースが先日ありました。
最有力候補が、長寿や吉祥の象徴とされるタンチョウ(中国名・丹頂鶴)ですが、ラテン語の学名が「Grus japonensis」(日本の鶴)を意味し、、「中国の国鳥としてふさわしくない」との批判が起き、政府がタンチョウに決めるのをためらっているとのこと。で、次に候補に挙がっているのがナント、「スズメ」。 「黙々と働く姿が中国人に似ている」との理由からだが、「あまりに平凡」との反対意見も出ているとか。トキも人気はあるが、学名が「Nipponia nippon」で「日本」がつくため、状況はタンチョウと同じ。 まあ、ごもっともですね! すでに日本の国鳥ですし!
佐渡は去年、行ってきましたが、いいところです! 佐渡の自然が破壊されないことを祈りつつ、兵庫県のコウノトリの放鳥も注目していきたいとおもいます。